緊急事態条項と憲法9条・立憲主義(1) 

論文『緊急事態条項と憲法9条・立憲主義』を書きました。緊急事態条項は、立憲主義と相いれず、危険・有害・不必要です。

掲載先URL加藤哲郎教授のネチズン・カレッジ http://goo.gl/vOyj7b
論文のURL http://goo.gl/Tu6Wwk

以下順次抜粋し、投稿して行きます。

 6月4日付朝日新聞の報ずるところによれば、自民党は、今回の参院選公約では、憲法改正は最後で取り上げるに過ぎず、それも憲法の個別の条項には触れずに、「衆議院・参議院の憲法審査会における議論を進め、各党との連携を図り、あわせて国民の合意形成に努め、憲法改正をめざす」との表現にとどめたとのことであり、政調会長の稲田朋美は、会見で、「憲法改正は党是で重要な課題だが、争点はアベノミクス、外交、安全保障などだ」と語ったと言う。
  選挙公約の尻尾にこっそりと振り分け、当たり障りのない書き方で国民の目をさえぎりつつ、「憲法改正」を党是だと述べているのである。語るに落ちるとはこのことではないか。
  
  日本国憲法は公布されて70年、実に私と同い年である。私の同級生には、子供時代、憲ちゃん(けんちゃん、のりちゃん)と呼ばれる子が何人も居た。彼ら彼女らは、戦争に明け暮れた青春を送った親たちに、新憲法のようにすくすくと育ってほしいとの願いを込めて「憲」の字の入った名前を付けられたに違いない。
  その日本国憲法、最初の1、2年は大切に育てられたが、その後はまるで他人の子のように冷たくあしらわれてきた。稲田朋美も安倍晋三もそういう人でなしの親たちの血筋を引き、それに輪をかけたような人たちである。

 戦後、日本国憲法を暮らしに生かそうと頑張ってきた人たちがいる。多くの国民は、その声にこたえ、憲法「改正」を阻止してきた。その伝統を受け継ぎ、この憲法を、この世に生れてよかったと思えるように大切に育んでいきたいものだ。

 自民党が憲法改正のトップバッターに仕立て上げよう目論んでいるのは、緊急事態条項である。曰く、自然災害やテロから国民を守るために必要だ、と。とんでもない。緊急事態条項は、立憲主義と相いれないだけではなく、危険・有害・不必要である。 
 その所以を順次述べて行くこととする。   (続く)
          


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お元気そうで何よりです。

おはようございます。
ほぼ1年振りの更新ですね。少し心配していました。
お元気そうで一安心。
早速、2−3日中に記事の紹介をさせて頂きます。

Re: お元気そうで何よりです。

> おはようございます。
> ほぼ1年振りの更新ですね。少し心配していました。
> お元気そうで一安心。
> 早速、2−3日中に記事の紹介をさせて頂きます。

お久しぶりです。早速、お読み頂きありがとうございます。暫く、忙しくしていたもので、すっかりご無沙汰してしまいました。
プロフィール

Author:深草 徹
1977年4月、弁護士登録。2013年4月、セミリタイアして4年。歳を重ねましたが、「これからも、社会正義の話を、青臭く、続けよう」と思います。

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