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「別の道がある」("Another World is Possible.")

 祇園精舎の鐘の声  諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色  盛者必衰の理をあらわす
 おごれる人も久しからず  ただ春の夜の夢のごとし
 たけき者もついには滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ

 7月17日付「朝日新聞」朝刊の第二面の記事『解散、制約消えたが 衆院選区割り改正法施行』は、支持率急落後の安倍政権の混迷ぶりをレポートしている。

 「都議選惨敗と支持率急落で強気のシナリオが揺らぎはじめた今、憲法改正は首相の解散戦略にとって制約要因となりそうだ。」

 「次の衆院選で首相が大勝し、再び3分の2の改憲勢力を得るのは『非現実的』(閣僚経験者)との見方が支配的だ。そうなると、改憲勢力で3分の2以上を占める今の議席のうちに国会発議をめざすしかない。」

 「国民投票は発議後60日~180日の間に行われる。いまの衆院議員の任期は来年12月13日までで、この国民投票の周知期間をにらみながら解散時期を探ることになる。状況次第では、タイミングを見いだせないまま任期満了近くまで追い込まれる可能性もある。
 このため政権内には改憲をいったん棚上げし、『中長期的な視点で仕切り直した方がいい』(首相周辺)との声もある。8月初旬の内閣改造で政権基盤を立て直し、支持率を浮揚させ、与党で過半数の議席確保が見込めるタイミングで衆院解散に踏み切って政権維持を最優先とする抜本的な修正シナリオだ。
 ただ、首相が旗印として掲げた憲法改正のスケジュールを一時的にでも引き下げれば、保守勢力の離反を招く可能性がある。求心力がさらに低下し、党内で『ポスト安倍』をうかがう勢力が勢いづけば、総裁選での3選も見通せなくなるかもしれない。」

 「自ら掲げた憲法改正が足かせとなり、首相は前に進むのも後ろに下がるのも大きなリスクを抱えている。」

 
 安倍一強の下で、戦後最長かつ最強の保守政権への揺るぎない道を歩んでいるかに見えた安倍政権。ついこの間までは「『安倍一族』にあらずんば人にあらず」とばかりに、得意の絶頂にあった安倍首相。ついひと月ほど前までのことだ。

 今や、一転して、このありさまである。もっとも、安倍一強は、実は、見かけ倒しで、「もともと支持基盤が広いわけではない。塊のような消極的支持に支えられてきた」に過ぎないと見る向きもある。

 しかし、自民党、公明党の多数派は、まだまだ打つ手はある、よしんば安倍はだめでも自公で次の政権を担えばよいと、見ているのではないか。野党が、このていたらくでは、「この道しかないのだ(“There is no alternative.”)」と言っているようである。

 一昨日、私は、当ブログで「野党・無党派による『憲法を守る』国民連合を」と訴えたが、鍵はやはり民進党のようだ。民進党には、共産党に対して、黙って支持してくれるのなら歓迎するが、連立政権を組むことには否定的な人たちが多いようだ。だが、ここで一度考え直してほしい。「毎日新聞」は、先の都議選では、共同通信社など7社と共同で東京都議選の出口調査の結果として、。政党支持率は、都民ファースト27%、自民23%、共産10%、民進6%、無党派層18%、無党派層の投票先は都民ファースト候補30%、共産党候補20%、自民党候補13%であったと報じている。共産党は、国民の中に、完全に市民権を得ていると言ってよい。

 共産党と組むことが政治体制を一変させることを意味するものではないことは常識である。既に述べたように「国民主権、基本的人権尊重、恒久平和主義、三権分立と地方自治という憲法原則」を守る国民連合政権構想は、現実的だ。

 きっと国民の多数は、言うだろう。「別の道がある」("Another World is Possible.")と。

                            (了)
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プロフィール

Author:深草 徹
1977年4月、弁護士登録。2013年4月、セミリタイアして4年。歳を重ねましたが、「これからも、社会正義の話を、青臭く、続けよう」と思います。

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